
福岡県久留米市・紅乙女酒造が手がける販売店限定の麦焼酎「河童九千坊 本流」。福岡県産の二条大麦を全量使用し、減圧蒸留97%×常圧蒸留3%という黄金比のブレンドで仕上げた、蔵の技術と哲学が凝縮された一本です。
河童九千坊とは?―九州の伝説に宿る名前
「九千坊(きゅうせんぼう)」とは、九州の河童すべてを束ねる総大将とされる伝説上の妖怪です。もともと中国・黄河にいた河童の一族が九州に渡来し、球磨川で繁栄。その数が9,000匹に達したとき、頭領は「九千坊」と呼ばれるようになりました。
のちに加藤清正に追われた一族は、筑後川(福岡県久留米市・田主丸町)へ移り住み、久留米藩主・有馬家の許しを得て水天宮の護り役となったと伝えられています。紅乙女酒造が蔵を構える田主丸の地と、深い縁で結ばれた名前です。なお、JR田主丸駅の駅舎はカッパの顔を模した全国でも珍しいデザインとなっており、地域に根ざした伝説の息吹を今に伝えています。
本流の特徴―黄金比ブレンドが生む味わい
「河童九千坊 本流」の核心は、減圧蒸留と常圧蒸留の組み合わせにあります。
- 減圧蒸留(97%):低温でやわらかく蒸留することで、すっきりとした軽やかな飲み口を実現
- 常圧蒸留(3%):昔ながらの常圧で蒸留した原酒が、香り豊かな奥行きと余韻をもたらす
この絶妙な比率こそが、紅乙女耳納蒸留所が長年の研究と試行錯誤の末にたどり着いた「本流」の黄金比です。
原料へのこだわり
使用する麦は福岡県産の二条大麦を全量使用。地元・田主丸の大地で育まれた素材が、焼酎の骨格を形作ります。耳納連山の清澄な水と肥沃な土地が育む麦の風味が、蒸留を経てグラスの中に息づいています。
味わいと香り
まるでバナナのようなフルーティーな香りが最初に出迎え、口に含むとすっきりとした軽やかな味わいが広がります。後味はきれいに消え、お料理の邪魔をしない品のある余韻が続きます。日常の食卓に寄り添いながら、特別な一杯としても応えてくれる懐の深さが魅力です。
受賞歴
- 福岡県酒類鑑評会:福岡県知事賞(2024年・2021年)
- TWSC2024(東京ウイスキー&スピリッツコンペティション):銅賞
- 福岡県酒類鑑評会:金賞(2023年・2022年・2019年・2018年・2015年)
- TWSC2022:金賞
長年にわたり福岡県の権威ある品評会で高い評価を受け続けており、その一貫した品質は蔵の誠実なものづくりの証です。
おすすめの飲み方
- ロック:氷が溶けるにつれて変化する香りの表情を楽しむのに最適
- 水割り:やわらかな口当たりをそのままに、食中酒として幅広い料理と合わせやすい
- ソーダ割り:フルーティーな香りが軽やかに弾け、食前酒としても楽しめる
ワイン酵母との違い―飲み比べてみませんか?
同じ河童九千坊シリーズには、ワイン用酵母で特別に仕込んだ「河童九千坊 ワイン酵母」があります。洋梨やマスカットを思わせる華やかな果実香のワイン酵母と、バナナのようなフルーティーさとすっきりした飲み口の本流。2本を並べて飲み比べると、酵母の違いが味わいに与える影響を体感でき、麦焼酎の奥深さを改めて発見できます。
商品データ
| 商品名 | 河童九千坊 本流 |
|---|---|
| 内容量 | 720ml・1800ml |
| アルコール度数 | 25度 |
| タイプ | 本格焼酎・麦焼酎 |
| 原材料 | 麦(国産)、麦麹 |
| 蒸留 | 減圧蒸留97%+常圧蒸留3%ブレンド |
| 産地 | 福岡県久留米市田主丸町 |
| 製造元 | 株式会社紅乙女酒造 |
| 流通 | 限定流通 |
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