こんにちわ!酒匠さんそうです。
今回ご紹介するのは、宮崎県日南市の老舗蔵「酒藏王手門」が手がける無割水芋焼酎、
その名も――**『まだこ(MADAKO)』**🐙
力強い個性と唯一無二の存在感を放つ、まさに“生タコのような”吸い付く旨さが魅力の一本です。
🐙特徴
通常、焼酎はアルコール度数を調整するために「割水」を行いますが、
この「まだこ」は一切割水を行わず、30度という濃厚なままの味わいを実現。
口に含むと、まるで生のタコを食した時の吸盤が舌に吸い付くような、
重厚で深みのある旨味と粘りのあるコクが広がります。
ラベルにある英語の一文、
“That a flow of distilled liquor stops cries.”
“In essence, this MADAKO is the Symbol.”
は、
「流れる酒の雫が泣き止むほど、魂の象徴である一滴」
――そんな意味を感じさせる、詩的で挑戦的なメッセージです。
🏆受賞歴
この「まだこ」は、国内外の品評会で高く評価されています。
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IWSC 2024(イギリス):最高金賞受賞
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TWSC 2024(東京ウイスキー&スピリッツコンペティション):最高金賞・ベストカテゴリー賞受賞
世界に誇る“日本の芋焼酎”として、名実ともに認められた逸品です。
💠味わい
「無割水」ならではの濃厚さと香り高さが特徴。
黄金千貫のふくよかな甘みと、常圧蒸留による香ばしさが融合し、
どっしりとしたコクと奥深い余韻が楽しめます。
力強い中にも繊細さを感じる味わいは、まさに王手門らしい一本です。
🧊おすすめの飲み方
「まだこ」の濃醇な旨味を引き立てるなら、
オン・ザ・ロックまたはお湯割りがベスト。
飲み方 | おすすめ度 |
---|---|
オン・ザ・ロック | ◎ |
そのまま | △ |
お湯割り | ◎ |
水割り | ○ |
炭酸割り(ソーダ割) | △ |
氷でキリッと締めて飲むも良し、
お湯で香りをふわっと立ち上げるも良し。
その日の気分で味わいを変えて楽しめます🔥
🍽おすすめの料理
脂ののった焼き鳥、豚の角煮、鶏の炭火焼など、
“旨味とコク”を感じる料理と抜群の相性。
濃厚な味わいが食事の味をしっかりと受け止め、食が進みます。
🏯蔵元紹介:株式会社 酒藏王手門(宮崎県日南市)
創業明治28年。九州の小京都・飫肥(おび)にて生まれた老舗蔵です。
代表銘柄「銀滴(ぎんてき)」は、初留の焼酎が銀のように輝いて垂れる姿に感動した創業者が名付けた逸品。
昭和天皇献上酒にも選ばれた由緒ある銘酒です。
現在は北郷町に蔵を移し、小松山系の名水と緑豊かな自然に囲まれた環境で、
伝統を守りながら革新的な焼酎造りを続けています。